【一宮市】読者様から貴重な情報を頂きました!3月末で廃業される「玉乃井湯」の知られざる裏側。皆さんの記憶に残りますように。
先日、昭和2年創業の公衆浴場銭湯「玉乃井湯」が2022年3月末をもって廃業されることを皆さまにお伝えしたところ、多くの反響がありました。
【一宮市】最後まで足を運んでくださいね。約90年続く昭和2年創業の公衆浴場銭湯「玉乃井湯」が3月末をもって廃業されます。
そんな中、ポンコツbarber様より新たに玉乃井湯さんの裏側を知ることができる情報を頂きましたので、今回ご紹介させて頂きます。
玉乃井湯さんは、お湯を100%薪で沸かしていることで知られていますが、普段はその様子を見ることができません。
煙突から立ち上る煙は見られるけれど、実際のところはどうなっているのでしょうか。
ポンコツbarber様が、貴重な釜のお写真を撮影してきてくださいました。
その釜の様子はこちらです!
玉乃井湯さん名物の熱いお湯は、ここから出来上がっていたのですね!
この写真を見ると、店主さんが薪をくべている様子が見えるようです。
店主さんにポンコツbarber様がお話を伺ってくださったところ
「玉乃井湯さんでは釜でお湯を沸かす際、温度センサーが無いので80℃前後まで沸くのを待つためその場を長時間離れられないそうです。
因みに80℃前後でやめる理由は
沸かし過ぎると「釜が躍る」からだとの事。
その「釜が躍る」とは、お鍋やヤカンでお湯を沸かすと蓋などがガタガタとなりますよね。
ご主人曰く、その現象が釜で発生すると故障の原因になるんだそうです。
ただ、シンプルな構造上、万が一故障しても比較的安価で修理が可能なんですって。
因みに最近のボイラーで沸かす場合、温度センサーがあるので温度設定をしておけば大丈夫なんですが、構造上複雑なため一旦故障すると修理費が高額なんだそうですよ。」
とのこと。
そしてもうひとつ、知られざる裏側を見せて頂くことができました。
玉乃井湯さんのお湯は、こちらの地下水を汲み上げて沸かしていらっしゃるそうです。
お客さんの心も身体もあたためてくれるお湯の源を見て、とても愛おしい気持ちになりました。
歴史ある冷蔵庫のお写真もありがとうございます。
お風呂上りの牛乳は本当に美味しいですよね!
他にも、ポンコツbarber様が店主さんにお話を伺ってくださった情報によると「玉乃井湯」の店名は、先代の方が命名なさったらしく、「想像するに地名から来ているのでは?」ということも知りました。
玉乃井湯さんの廃業を惜しむ声は、様々なところから聞こえてきます。
3月31日まであと数日になり寂しいですが、最後まで玉乃井湯さんのお湯を楽しんできてくださいね。
ポンコツbarber様、情報のご提供ありがとうございました!
玉乃井湯はこちら