【一宮市】高校生のビジネスプランコンテストがすごい!「ジュニアスタートアッププログラム2021」を取材しました!
2021年8月25日(水)に行われた高校生のビジネスプランコンテスト「ジュニアスタートアッププログラム2021」。
※コロナ禍ということもあり、オンラインを利用した開催となりました。
9組のグループが参加した今回のコンテストは、高校生のフレッシュなアイディアが光る、素晴らしい内容でした。
1位から3位まで順位は決まりましたが、出場した9組が発表した内容は、それぞれに良さがあり、興味深いプランが勢揃い!
各組、どんな内容が発表されたのか、気になる方もいらっしゃると思いますので、早速その概要をシェアしていきます。
No.1 一宮高校 「忙しいママを助け隊!」
使用する地域課題のテーマ:ダイバーシティ、女性活躍
<課題>
お母さんの、お弁当を作るという負担が大きい
<アイディア・プラン>
- お弁当作りの負担軽減に寄与するビジネスを一宮高校の生徒に向けて展開したい。
- 1食420円のお弁当、月額7980円で販売。
- 一宮高校内の調理室を利用。
材料は定時制の給食と一緒に仕入れ - 調理師経験のある人を募集
<他にはないアイディア>
- 一宮の農家から直接仕入れ。
→地産地消
→運送費や仲介費削減
No.2 一宮高校 「イチオク -オークション×事業継承-」
使用する地域課題のテーマ:高齢化に伴う事業継承、アトツギ問題
<課題>
- 事業継承を行いたいがコスト・時間がかかりすぎてできない企業がある
- 会社の規模が小さくて仲介を頼めない企業がある
- 価値があるのにも関わらずなくなってしまう企業がある
※廃業予定の中小企業の3割が好成績・4割が現状維持可能
<アイディア・プラン>
- 買い手と売り手のマッチングの場を提供
- 事業継承を行うウェブサイトの運営
(オークション形式)
<他にはないアイディア>
- 安い
・コンサルタント代がない
・売り手負担0 - 規模に関わらず自由に出品可能
- オークション形式
No.3 一宮商業高校 便利屋「旱天慈雨(かんてんじう)」~本当の本町商店街へ~
使用する地域課題のテーマ:地域活性化
<課題>
- 一宮商店街が衰退している。
- 商店街の高齢者の方は、店を続けていくことが困難。
<アイディア・プラン>
- 学生の居場所を商店街の中に作る。
→学生の悩み
・勉強場所がない
・コミュニケーションの場がない - 学生用コミュニティスペースで、学生ボランティアによる便利屋事業を行う。
→高齢者とのギブアンドテイク(家具の移動・PC設定等) - 小中学生が学校帰りに気軽に立ち寄れるサテライトルーム(学童保育)を設置する。
<他にはないアイディア>
- 地元の学生が運営
- 便利屋として働く←→商店街の空きスペースを借りる
No.4 一宮商業高校 「いちみんシェアショップ~日本一元気な街へ~」
使用する地域課題のテーマ:地域活性化
<課題>
- 一宮の人が一宮の特産品についてよく理解していない
<アイディア・プラン>
- 一宮駅構内で学生による地域商品販売
- 学生によるPOPやSNS、ラジオ放送発信
- 地域案内活動
・マップ等の作成
・地域の説明
→店舗を学生が行うことで、賑わいがうまれ、興味を持ってもらえる。
<他にはないアイディア>
- 地元の学生が運営するところ
- 地元の学生を地元の企業が育てるところ
No.5 一宮商業高校 「効率よく仕事をするために」
使用する地域課題のテーマ:その他
<課題>
- 住んでいる人は多いが、ベッドタウンのために昼間は人が少ない。
- 大きい施設で使用していない場所が沢山ある。
<アイディア・プラン>
☆通勤時間、交通費の削減、効率よく仕事ができる環境を作る。
☆家賃収入にて駅や市に利益をもたらす。
- ビルの大会議室などの部屋を企業に貸し出す。
- 自宅でのリモートワークを減らし、効率よく仕事ができる場所を作る。
- 遠くへ通勤している人や小さい子供がいる人向けに近くで働ける場所を設ける。
<他にはないアイディア>
- 上記の情報などが、ホームページに掲載されていない。
No.6 一宮商業高校 「レッツ、一宮体験!」
使用する地域課題のテーマ:その他
<課題>
- 名古屋市と比べて外国人観光客からの知名度が低い。
<アイディア・プラン>
- iビル内に機織り体験ができる場所を作る。
→外国人観光客からの知名度が上がり、一宮市の特産品である織物が有名になる。 - 自分たちがいいと思うスポットをわかりやすくまとめた地図を作る。
→一宮市に行きたいと思ってもらえたり、もっと一宮市のことを知りたいと思ってもらえる。
<他にはないアイディア>
- 一宮駅のビルであるiビルを、今の時代に合った形でうまく活用する点。
No.7 一宮商業高校 「SANDWICHISHO」
使用する地域課題のテーマ:高齢化に伴う事業継承、アトツギ問題 その他
<課題>
- 繊維産業の衰退
- モーニングの活性化ができていない
- ごみ問題
- 施設やお店が少ない
- 野菜の廃棄問題
<アイディア・プラン>
- 衰退しているお店で商品を作ってもらい、リヤカーで一宮を周る。
→大協青果から規格外野菜を安く仕入れ、サンドウィッチや野菜ジュースに活用
→商品特典としてリテイルで作られたきんちゃく袋やエコバッグをつける。
→環境にいい資源で作られた容器をつかう。
→初期費用がキッチンカーより抑えられる。
<他にはないアイディア>
- 一宮商業高校生にしかできない点
- リヤカーでモーニングをテイクアウトできる点
No.8 滝高校 「イチコネ (Ichinomiya Connect)」
使用する地域課題のテーマ:高齢化に伴う事業継承、アトツギ問題
<課題>
一宮市には
☆元気な中小企業がたくさん
☆愛着を持つ若者がたくさん
でも・・・
- 一宮市の魅力を100年後も保てるでしょうか?
・事業継承に課題を抱える
・市民の一宮での就職率が3割
<アイディア・プラン>
- 企業と若者を適切につなぐ。
フェーズ1:講演会・studyツアー・3dayインターン
フェーズ2:Webサイト・サーチファンド
☆低コスト・リスクで始め、将来的に大ビジネスへ
☆100年後もイキイキとした一宮
<他にはないアイディア>
- 一宮商工会議所、地方金融機関、なごのキャンパスとビジネスパートナーになる。
→一宮の企業との関係を築きやすくなる。
→資金を支援→活動がしやすくなる。
→場所やノウハウを提供してもらえる。
→地域外の人ともつながりを持てる。
No.9 滝高校 「一集中宮(いっしゅうちゅうぐう)」
使用する地域課題のテーマ:教育
<課題>
- 一宮駅から離れた地域の高校生が「行きたい」と思える自習室がない
・9割以上の高校生が自習室を必要としている。
→できれば家の近くに。
→塾などの授業を受けずに利用できる安価で快適な自習室に行きたい。
<アイディア・プラン>
- 一宮市内で駅から離れた地域に住む高校生に自習室「一集中宮」を提供。
- 現在使われていないのこぎり屋根工場をリノベーションして活用。
- 快適な自習室を設置。
- 喫茶店とのコラボレーションを企画。
- 利用料金を安く。
一般コース:2,500円/月 長期休暇コース:3,000円/期
☆「一集中宮」のみ 3万円/年
☆「一集中宮」+スタディサプリ 20万円/年 - 「一集中宮」を各エリア毎に設置。
・丹陽・千秋エリア(約1,300人)
・浅井・葉栗・西成エリア(約1,900人)
・大徳・木曽川町エリア(約1,700人)
・朝日・萩原エリア(約800人)
・萩原・大和エリア(約800人)
<他にはないアイディア>
- あえて駅から離れたところにあること。
- 地域と密着した自習室の運営であること。
- 授業を取らない自習室だけの形態で成立していること。
審査員の皆さまのご紹介
- 審査委員長 西岡隆夫
株式会社マルエム商会 代表取締役
一宮商工会議所 副会頭 - 服部宙史
一宮市 活力創造部長 - 鈴木万治
株式会社デンソー 技術企画部担当部長
スズキマンジ事務所 代表 - 西垣雄太
株式会社 GENEROSITY 代表取締役 CEO - 粟生万琴
株式会社 LEO 代表取締役
なごのキャンパス 企画運営プロデューサー
審査員の皆さまによる、審査の結果は以下の通りです。
第2位 一宮高校 「忙しいママを助け隊!」
第3位 滝高校 「イチコネ(Ichinomiya Connect)」
以上、各グループの内容をざっくりと紹介させて頂きました!
内容的にはどのグループも煮詰まっており、今回は、概要のみとなってしまいましたが、機会があればまた個別に紹介していきたいと思っております。
このコンテストにエントリーをする気持ちだけでも素晴らしいのに、それに加えてこの内容!!!熱意ある、若さ溢れる発表に感動しました☆本当にお疲れ様でした!
一宮商工会議所では、現在、一般の部のスタートアッププログラム2021を募集中です!!
応募締切は、2021年10月31日(日)必着となっております!
皆さま、奮ってご参加くださいね♪
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