【一宮市】休日にゆっくり読んでみてください♪1次審査を通過した一宮を良くする8つのビジネスプラン。「スタートアッププログラム2021」をご紹介致します!

2021年12月5日(日)に行われたビジネスプランコンテスト「スタートアッププログラム2021」

「一宮市の課題解決」というテーマに応募があった36のプランの中から、1次審査を勝ち抜いた8名の方がピッチコンテストに出場し、グランプリを競いました。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

ピッチコンテストは、1人5分の発表と質疑応答4分の合計9分で進められ、5分の発表では、残り30秒になったらベルがなるシステムで実施。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

審査は、下記の5つの審査項目について5段階で審査が行われました。

  1. 誰のどのような課題を解決するプランか明確になっているかどうか。
  2. 解決するアイデアに創意工夫がこめられており、一宮市の資源を十分に活用できているか。
  3. ターゲットとする顧客や市場が明確で、市場の規模や状況を良く把握しており、競合他社と比べて優位性があるか。
  4. 「事業化することで見える未来の姿」からこのプランが実現可能かどうか。さらに発展していく可能性が見えるかどうか。
  5. 当日のプレゼンテーション及び質疑応答について、発表への熱意や正しく質問を理解し、質疑応答に応えているか。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

それでは、8名の皆さんが発表されたプランの概要をご紹介していきます!

1.小中学生の好奇心を解き放つ21世紀型オンライン教育 SOZOW(ソーゾウ)

小助川 将さん(Go Visions株式会社)

SOZOWとは、「好奇心が未来をつくるオンラインテーマパーク」。画一的な現在の教育に一石を投じる、子供たちの興味や好奇心に重きを置いた、オンラインの学びの場です。

このオンラインテーマパークについて、小助川さんから発表がありました。

SOZOW 好奇心に火がつくオンライン習い事の詳細はこちら

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

このシステムを、一宮市の子供達の多くが学びに取り入れていったら、どんな未来になるのでしょうか。変化はあるのでしょうか!?

そんな部分も、聞きどころのひとつだったと思います。

SOZOW(ソーゾウ)のInstagramはこちら

SOZOW(ソーゾウ)のTwitterはこちら

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

2.一宮市に根差すことが出来る優秀な外国人人材の”発掘(採用)~教育~地元企業・教育機関への紹介”に関するビジネスモデル

鈴木 惇平さん

「人口が減ってきており、優秀な人材が足りない」「外国人人材を受け入れる企業の体制が不十分」「外国人人口が多いが、日本語を教える教育環境が整っていない」などの課題をもとに、一宮市における、外国人教育について提案がありました。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

外国人教育を確立していくことで生まれるメリットとは?一宮市の未来像とは?

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

【ご参考 発表資料より】

■プランを実現していくことで見えてくる一宮市の未来像

  1. 地場産業の活性化
  2. 労働力不足の解消
  3. 外国人人材雇用のモデルケール構築
  4. 「国際都市」の第一歩として、国内・海外へアピール

3.一宮市内のフードロスの解消と地産地消を実現させ、一宮の農作物をたくさん食べたい!食べてもらいたい!「やさふぃっと」ビジネスの展開

角田 悠典さん

角田さんは、「一宮市内のフードロスを解消したい!」「地産地消を実現させ、一宮の農作物を沢山食べたい!食べてもらいたい!」をミッションに、生産者と飲食店が、生産物の効率的な取引ができるシステム「やさふぃっと」を考案されました。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

システムの大きな特徴は、生産者が飲食店のニーズを把握し、生産・販売ができるという点。出荷規格外となった農作物も販売対象とし、飲食店に対してシステム上で、情報提供も行っていけます。

また、家庭菜園をしている人の採れすぎた野菜にも着目。やさふぃっとのシステムにのせ、販売していくことも視野に入れられています。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

市内飲食店への地産地消推進を図り、消費者の食に対する安心・安全且つ地元愛も育む工夫もされていました。

ちなみにこのシステムは、3か年計画で実施。最初の目標値は、フェーズ1「2022年 一宮近郊でリリース (西尾張まで拡大) 約1,000件」

【ご参考 発表資料より】

  1. フェーズ2(2023年)
    愛知県全域に拡大、年間約3,000件以上の取引
  2. フェーズ3(2024年)
    スタートアップの完成
    徐々に全国へ展開

4.みんなで見守る”地域参加型タウンセキュリティサービス 一宮市タウンセキュリティ構想”

広田 裕一さん(株式会社 otta)

既に東京や大阪、京都などで実績がある見守りサービス「otta」

一宮市においても、小学生から中学生を見守っていく「otta」のご提案がありました。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

「otta」に関する詳細は下記リンクをご覧ください。

ottaのシステム詳細はこちら

ottaのFacebookはこちら

ottaのInstagramはこちら

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

学校を通じて配布されるという無料の見守り端末機は、無料と有料のサービスが利用できるとのこと。

このシステムが一宮市に導入されると、安心して子供達を遊びに行かせたりできると思いました。

5.一宮モーニング&EV充電スタンドで体も車も充電!

水野 竣介さん

水野さんは、一宮市出身の東京大学2年生。工学部電気電子工学科に在学中です。

幼い頃から環境エネルギー問題に興味があり、今回は、一宮市の地域課題「エネルギー政策」について提案がありました。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

水野さんが着目したのは、日本政府が2035年までにガソリン車の新車販売禁止を表明したこと。

電気自動車が普及するには、一宮市でも充電インフラの整備が急務とのことで、現状どれくらい充電設備が一宮市にあるのか、調査されました。

その結果、一宮市は、愛知県の他市と比べて充電設備基数が少なく、充電スポットをもっと増やす必要があることがわかりました。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

そこで提案されたのが「ながら充電」

一宮の喫茶店にEV充電スタンドを設置し、一宮モーニングを食べながら車が充電できること等、画期的な「一宮発 充電ソリューション」を発表されました。

6.人と人との繋がりで地域のフードロスゼロを実現する「シェア冷蔵庫」サービス

鶴田 彩乃さん(どんぐりピット合同会社)

一宮市で1日に捨てられている食材の量ってどれくらいだと思いますか?

なんと52t(お風呂250杯分)だそうです!52tのフードロスをゼロにするべく、鶴田さんから「シェア冷蔵庫」というご提案がありました。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

「シェア冷蔵庫」は、街に置かれた特別な冷蔵庫に食材を入れるだけで、地域の皆さんに食材を販売できるシステムです。

自動販売機でジュースを買うように地元野菜が手に入り、生産者さんは、不揃いの野菜も販売することができます。今日だけ売りたい野菜も助けることができるのです!

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

また、物理的に冷蔵庫を街の中に置くことで、周りに人が集まり、コロナ禍で希薄になってしまった人間関係による地域課題も解決していける工夫がありました。

令和版おすそ分け文化の構築で、一宮市のフードロスゼロを目指します。

詳細はどんぐりピットのホームページをご覧ください。

7.プレコンセプション~更年期まで継続的な「オンラインネウボラ」

杉浦 加菜子さん(株式会社じょさんし GLOBAL Inc.)

女性の心と身体の悩みを解決し、誰もが幸せになることをあきらめないでいい未来を目指し、「じょさんしONLINE」は作られました。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

助産師さんは、お産に立ち会うだけではなく、実はできることがいっぱいです。
・更年期症状のケア
・幼児期・思春期の性教育
・パートナー・家族の支援
・月経・女性疾患のケア
・育児の相談
・妊娠前・妊娠中のサポート

これらをオンラインとオフラインで提供するのが「じょさんしONLINE」

詳細は下記リンクをご覧ください。

じょさんしONLINE|オンラインで気軽に助産師のサポートが受けられる新しいスタイルの子育てサポート

※現在は、約3,000人のユーザーが利用されています。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

8.世界初の大学技術を用いた”あな”空き繊維素材

長曽我部 竣也さん(Fiber Craze株式会社)

長曽我部さんは、岐阜大学発ベンチャー「Fiber Craze株式会社」を2021年9月22日に設立されました。

今回のコンテストでは、「フィルム・繊維にナノサイズの”あな”を空ける」岐阜大学特許技術を活用し、微小な害虫の侵入に悩む農家の課題解決に取り組まれています。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

実際の農家さんの声は、

  1. 農薬なしで栽培しているけど、特に葉物の被害がある。ネットをかけているけど虫が入ってくるし、ネットの目を小さくすると風が通らない。
  2. 残留農薬があると信用が落ちるから、農薬は出来る限り減らしたい。そのため他の対策を何種類もやっているけれど、これといったものは見つかっていない。

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

これらの声を受け、農業向け防虫ネットの開発をしてこられました。

詳細は、FiberCraze株式会社のホームページをご覧ください。

審査員の皆さんのご紹介

下記11名の審査員による審査が行われ、結果が発表されました。

【審査員コーディネーター】

  1. 株式会社LEO代表CEO
    なごのキャンパス企画運営プロデューサー
    粟生万琴さん

【審査員】

  1. 株式会社パワーエックス代表取締役CEO
    伊藤正裕さん
  2. 市民活動団体チアフル・ママ代表
    江崎あずみさん
  3. 修文大学生活文化学科教授
    櫻井理恵さん
  4. 中部経済産業局地域経済部地域人材政策室長
    品田由美さん
  5. 株式会社デンソー技術企画部担当部長
    スズキマンジ事務所代表
    鈴木万治さん
  6. 一宮商工会議所会頭
    豊島半七さん
  7. 一宮市長
    中野正康さん
  8. 株式会社GENEROSITY代表取締役CEO
    西垣雄太さん
  9. 一宮市社会福祉協議会会長
    真野克彦さん
  10. 一宮高等学校
    ジュニアスタートアッププログラム2021に参加された皆さん

結果発表

☆特別賞☆

7.プレコンセプション~更年期まで継続的な「オンラインネウボラ」

杉浦 加菜子さん(株式会社じょさんし GLOBAL Inc.)

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

☆第3位☆

1.小中学生の好奇心を解き放つ21世紀型オンライン教育 SOZOW(ソーゾウ)

小助川 将さん(Go Visions株式会社)

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

☆第2位☆

8.世界初の大学技術を用いた”あな”空き繊維素材

長曽我部 竣也さん(Fiber Craze株式会社)

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

☆優勝☆

4.みんなで見守る”地域参加型タウンセキュリティサービス 一宮市タウンセキュリティ構想”

広田 裕一さん(株式会社 otta)

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

受賞者の皆さんにはそれぞれ賞金が贈られ、今後、一宮商工会議所と連携し、各事業が進められていきます。

8名の本選に出場された皆さま、一宮市の課題を解決していく貴重なビジネスプランのご提案をありがとうございました。

今後、一宮市民として、発表されたビジネスプランが利用できることを楽しみにしております!

一宮商工会議所創立100周年スタートアッププログラム2021の様子

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でめ

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