【一宮市】高校生が考えた8つのビジネスプランをご紹介!「ジュニアスタートアッププログラム2022」を取材してきました!
2022年8月21日(日)、一宮商工会議所にて高校生のビジネスプランコンテスト「ジュニアスタートアッププログラム2022」の本選が開催されました!
今年は、3つの高校の参加があり、16チーム、16プランの応募の中から1次選考を通過した8プランが本選に出場。
5分間のピッチ(10分以内のプレゼンテーション)と4分間の質疑応答により、審査が行われました。
審査基準は以下の通りです。
それでは各チームの発表の概要をご紹介致します。
一宮商業高校 team1 「Tachiyotteko? ~Z世代に楽しみと癒しを~」
課題:私たち女子学生は日々大人からの圧を感じています。
そこで・・・
- 女子学生(Z世代)だけの居場所がほしい!!
→空き家を活用してみては?
市内でコミュニティースペースを持っている会社の洗い出し - こんな場所があったらいいな
→FOOD、体験施設、勉強スペース、銭湯、宿泊場、外での遊び場
→店員に学生さんのバイトを
→駐輪場を多く確保
→高校生が支払える金額設定に - 収益はZ世代にアイディアを求める企業からの投資に期待
→ 気軽に立ち寄れる女子学生だけの居場所を作る!
メンター:有限会社人の森 取締役 中小企業診断士 野田さえ子様
質疑応答にて、大人からの圧ってどんなもの?という質問が上がりました。
→女子高校生だからこうあるべきという大人の目を強く感じるとのこと。
一宮商業高校 team6 「VVM(variety vending machine)
課題:学校で必要なものがすぐ手に入らない・お弁当を用意するのが面倒
そこで・・・
- 必要なものを自販機に入れてしまおう!
→文房具・温かい飲料、スープ類・一宮の特産品・お弁当類 - 顧客は?
→大学・高校・塾・専門学校・自習室など - 価値は?
→必要なものがすぐに手に入る・低コスト・省スペース・人件費削減など - 一宮の資源は?
→一商オリジナル商品の開発(お店とのコラボ)・地元のお店の商品など - コストは?
→電気代:1カ月あたり2,000円から3,000円
→自販機本体の代金
→ 学生向けの自販機を作って全国へ展開
メンター:いちい信用金庫 丹陽支店 支店長 平松慎一様
質疑応答にて、自販機の本体の代金について質問がありました。
→インターネットで調べ、中古価格20万円と概算。
→複雑な構造の自販機になることが予測されるため、もう少し掘り下げてみてとのアドバイスがありました。
木曽川高校 team5 「公立高校のランチ革命」
課題:
- 夏の暑さでお弁当が腐りそう
- 冬は冷たくて白米が固い
- 登校でお弁当の中身がぐちゃぐちゃ
- 購買のパンの品ぞろえが少ない
- 朝、お弁当を用意するのが大変
- お母さんの負担が大きい
そこで・・・
- ランチ革命!
→ITベンダーが開発したアプリを活用し、コロナ禍でダメージを受けた飲食店と高校をつなぐビジネスモデルを作る。 - アンケートによる利用率の事前調査
→90%が利用したいとのこと(一宮市在住公立高校生54人が回答) - 支払いはLINEモバイルオーダーを活用
→キャッシュレスによる効率化
→ 高校生と飲食店のお悩みを同時に解決できる
メンター:株式会社マルエム商会 企画部 石松真帆様
質疑応答にて、実際に協力してくれそうな飲食店はありましたか?との質問がありました。
→調べきれていないです。
→商工会議所さんに紹介してもらっては?とのアドバイスがありました。
滝高校 team2 「もう、イライラしないために -人形握ってストレス解消ー」
課題:運転中についイライラしちゃうこと
そこで・・・
- シリコン製の人形「にぎるくん」でイライラを解消!
→うさぎとコアラのバージョンを開発 - アンガーマネジメントを利用
→6秒間振動を与える - 2021年愛知県の交通事故発生件数は全国で第3位
→交通事故を減らすアイテムとして活用 - 県内のシリコン製の人形を作る会社と提携
→売値1個1,000円前後と仮定
→ 一宮をもっと住みやすい街に
メンター:株式会社土川油店 代表取締役 土川正夫様
質疑応答にて、「おこりっぽい人にどう届ける?」との質問がありました。
→ユーチューバーに商品を紹介してもらい、車に興味のある人にまずは使ってもらえたらとの考えがあります。
一宮商業高校 team7 「輝く一宮市に」
課題:若者の人口の減少
- 一宮市の総人口に対し、年少人口(15歳未満)が年々減少している。
- 解決策のひとつとして・・・
→子供の心を様々な面から育めるよう「子どもたちがつくる、子どもたちの街」をコンセプトに通貨を作り、イベントをしてみる。(キッザニアのような) - 地域紙幣を作り、イベント時に流通させる。
→デザインに一宮市をPRできるような情報を入れて、広告宣伝費に充てる。
→一宮市のイベント(七夕まつりなど)で使えるようにする。 - イベントでは花火作り体験を取り入れてみる
→自分で作った花火を販売し、対価を得ることで、働くことに関心を持つ場を提供
→職業体験を通し、一宮市の産業の良さも子供達に理解してもらえれば!一宮市を住みたいまちに。
メンター:株式会社マルエム商会 管理本部副本部長 丹下幸善様
質疑応答にて、「地域紙幣の仕組みが知りたい」との質問がありました。
→これから引き続き考えていきたいとのこと。
滝高校 team3 「防災グッズの中に化粧品を!」
課題:避難所でスキンケアができなかったら→ストレス増
- 化粧品が避難所にない
→化粧品需要の認知度が低い - 防災専用の化粧品セットを作る
→防災グッズに取り入れてもらう
→防災化粧品用の工夫を(消費期限を長く・無臭・コンパクト・収納しやすく等) - 1セット当たりの価格は259円と算出
→内容:洗顔・化粧水・万能クリーム・日焼け止め下地
※価格の算出方法は記事の下部にあるYouTubeをご覧ください。
→ 避難所生活が前向きな気持ちになるように
メンター:株式会社垣見設計事務所 代表取締役 末吉隆朗様
質疑応答にて、消費期限を長くした場合の商品回転率について質問がありました。
(お客様にとっては嬉しい話、でも企業にとっては?)
→自治体に買ってもらいやすいように、まずは10年と長く設定しました。
滝高校 team1「対面とオンラインを選べる高校に」
課題:不登校の生徒が一宮市は全国平均を上回っている
- 不登校当事者が一番求めている物
→サードプレイス(居場所・学び場・自由な場所) - サードプレイスをコンセプトとしたIKKYUの創設(授業動画の提供)
→(一宮)(一休)
→授業形態を選べるように - モチベーション管理
→課題などでサボリを防ぐ
→ 学生が学生を救いたい → 顧客の痛みに寄り添いやすい事業へ
メンター:
株式会社土川油店 代表取締役 土川正夫様
株式会社垣見設計事務所 代表取締役 末吉隆朗様
質疑応答にて、「動画による授業だと、どうしても理解度により遅れが生じる場合があると思いますが、どのようにその辺りを考えていますか?」との質問がありました。
→スマホのアプリにより、質疑応答ができる仕組みを導入しようと考えているとのこと。
一宮商業高校 team4 「Fresh スクフェス」
課題:
- 中心市街地の活気の低下
- 若者世代の人口の減少
- 交流の場が少ない
→街の活性化を目指す
- キッチンカーフェアは各地で開催されているが、ゆっくり食べられるスペースが少ない。
→学校を使ったイベントの開催(校舎を利用) - 一宮商業高校をスモールスタートとして始める
→徐々に一宮市の高校へ(様々な高校の雰囲気が味わえる) - 開催頻度は年2回ほど
→幅広い年代に来てもらいやすいように工夫 - グラウンドに駐車場・キッチンカーを設置
→キッチンカーでの料理はワンコイン(500円)で
→ 学校を地域全体の交流の場に
メンター:中部電力パワーグリッド株式会社 一宮営業所 所長 堀内寿志様
質疑応答にて、新型コロナ対策の質問がありました。(オンラインとの融合をしてみては?)
→校舎の区切られた環境を活かしていけたらとのこと。
審査結果発表!
優秀賞と敢闘賞はこちらのチームです。
最優秀賞は、「化粧品が好きだから頑張ることができた」滝高校 team3 「防災グッズの中に化粧品を!」でした!!!
審査員:
西岡 隆夫 氏 一宮商工会議所 副会頭
服部 宙史 氏 一宮活力創造部 部長
粟生 万琴 氏 株式会社LEO 代表取締役 CEO
なごのキャンパス企画運営プロデューサー
黒崎 恵美 氏 中部電力株式会社 総務・広報・地域共生本部 環境グループ長
服部 雄太 氏 GOODAID株式会社 代表取締役薬剤師
一宮商工会議所 ジュニアスタートアッププログラム2022(動画)
各チームが発表された内容の詳細はこちらの動画をご覧ください。
今年の「ジュニアスタートアッププログラム2022」の内容はいかがでしたか?
上記概要だけでなく、若さ溢れるアイディアを動画で全編ご覧くださいね!
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