【一宮市】ぜひ読んでみて。一宮市の小中学生に、対馬丸事件の漫画「今を生きるきみたちへ」が配布されました。市内図書館にもあります!

市制施行100周年を記念して、平和への想いを後世に伝えるべく、一宮市の葵公園に植樹された「カンヒザクラ」

この桜は、2022年10月14日に一宮ロータリークラブから寄付されました。

一宮ロータリークラブ カンヒザクラ寄付 除幕式

1944年に沖縄の海で起こった「対馬丸事件」と一宮市との繋がりを、地域の皆さんにも広く知ってもらいたいとの想いから、記念樹と記念碑が建てられ、今日に至ります。

【一宮市】令和3年10月14日、一宮ロータリークラブから「カンヒザクラ」が寄付されました。その大切な理由とは?

この度、一宮ロータリークラブは、子供たちにも対馬丸事件のことを伝えていくため「今を生きるきみたちへ」を、市内小学4年生以上と中学生を対象に、配布してくださいました。

その漫画がこちらです。

「今を生きるきみたちへ」対馬丸事件のマンガ

見守り隊の方との会話から始まるこのお話は、一宮市の子供達の日常そのもの。

対馬丸事件の概要を知るには本当にわかりやすく、大人も勉強になると思います。

「今を生きるきみたちへ」対馬丸事件のマンガ

一宮ロータリークラブ、一宮社会奉仕委員会委員長の森隆彦さんにお話を伺ったところ、戦争のあった沖縄でさえ、対馬丸事件のことを知らない人が増えてきているとのことでした。

ちなみに漫画は、沖縄の対馬丸記念館にも送られたそうです。

一宮ロータリークラブ カンヒザクラ寄付 除幕式

漫画の締めくくりには、「 ”平和はもとからあるものじゃなくて築いていくものだということを忘れないでほしい” との想いが記念樹と記念碑に込められている」ということが書かれています。

「今を生きるきみたちへ」対馬丸事件のマンガ

一宮ロータリークラブ カンヒザクラ寄付

最後に、裏表紙の「今を生きているきみへ(平和の約束)」をご紹介させて頂きます。

「今を生きるきみたちへ」対馬丸事件のマンガ

今を生きているきみへ(平和の約束)

ぼくらは、いまから70年以上前、戦争ばっかりの時代に生まれたんだ。

沖縄が危険になって、九州へ疎開しようとしたんだけど

そのとき乗った船「対馬丸」は、アメリカの潜水艦に攻撃されて

沈んでしまった。

海にほうりだされたお友達の中には、なんとか生きた子もいたけど

波にのまれて、力つきて、海の中へ沈んでしまった僕らのような子が

ほとんどだった。

ぼくたちは沈んでしまったあのときのまま、

今もきみの目の前に広がる海の中にいるんだ。

ぼくたちはどうして死ななくちゃいけなかったの?

ぼくたちは、なにか悪いことしたのかな。

ぼくらのような思いをする子が、もう二度とでないように、

今、ぼくらに約束してほしいんだ、平和に生きるって。

みんなは「平和」ってどんなものだと思う?

アイスクリームみたいに甘くて、おいしいものかな。

大切な友だちがいつもそばにいてくれること?

妹となかよく遊ぶことかな。

朝日にてらされながら学校に行って、

夕日にてらされながらお家にかえることかな。

好きな子に「ぼくも(わたしも)君がすきだよ」って

言ってもらったときかな。

君がその「平和」を感じているとき、

この地球にくらす、たくさんのほかの子たちは、

「平和」を感じているかな。

今でもまだ、世界では

戦争で多くの子たちが悲しい思いをしているのかな。

想像してみて。

今、ぼくらに約束してほしいんだ、

きみが、平和な地球をつくるって。

この漫画は、市内図書館に置いてあります。

ぜひ読んでみてくださいね。

取材のご協力、漫画掲載などの許可をありがとうございました。

葵公園はこちら
でめ

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